さらりについて

漆器の効果
さらりの作成者

【「さらり」とは?】
江戸時代、当時のお産婆さんの口伝書に「隠しツボ二十四」といわれる解説書がありました。当時の医療は、漢方薬が主流で、鍼灸や食事療法なども盛んでした。しかし、一般庶民にとっては、この医療療法は経済的に困難でした。
そこで、当時の庶民は一般的にお灸などを頻繁に使用していましたが、お産婆さんが洋服を着用してでも出来る、足や手のヘリ(陰と陽が交わるところ)を丹念に擦る、いわゆる反射療法を開発し、用いられていました。
その反射療法で使われる、篦(ヘラ)や棒をさくら堂のスタッフが改善し作りましたのが「さらり」です。
【篦(へら)】
こちらがヘラのサンプルです。手で持つところが、少し太くなっていて、持ちやすくなっています。角は丸くなっていて、肌を傷つけないようになっています。

※使用する際は、あまり力を入れないで下さい。また、肌を傷つけないために、別売りのオリーブオイルなどのベースオイル(植物性)を必ず使用して下さい。ベースオイルは、ベタつかなければ、種類は限定いたしません。
【棒】
こちらが棒のサンプルです。丸い部分を握り使用します。

※使用する際は、あまり力を入れないで下さい。また、肌を傷つけないために、別売りのオリーブオイルなどのベースオイル(植物性)を必ず使用して下さい。
ベースオイルは、ベタつかなければ、種類は限定いたしません。

漆器「さらり」の作成者について

▼殺菌効果が高い漆器▼

平成13年1月18日、(株)ファルコライフサイエンスが行った
調査によると漆器はなんと、
大腸菌やMRSAも、4時間後に半減!24時間後に、ゼロ!
↓ ↓ ↓ 実験内容は以下 ↓ ↓ ↓

目的:
塗料塗膜(うるし)の抗菌効力を評価する。
被検材料:
塗料塗膜(うるし)コーティングプラスチック
使用培地:
SCDLPブヨン培地・栄研化学
クロモカルトコリフォーム寒天培地:メルク
卵黄加マンニット食塩寒天培地:BD
MLCB寒天培地:日水製薬
TCBS寒天培地:日水製薬
試験菌株:
Staphylococcus aureus(MRSA)ATCC25922
    Escherichia coil(大腸菌)IFO3313
Salmonella Enteritidis(サルモネラ)IFO3313
    Vibrio parahaemolyticus(腸炎ビブリオ)食品分離株
実験方法
1.フィルム密着方法
1-1 菌液の調整
試験菌株を血液寒天培地で35℃、24時間培養後、発育集落を血液寒天培地で35℃、24時間培養後、500倍希釈SDCDLPブイヨンで10X10六乗CFU/mlにに調節したものを菌液とした。腸炎ビブリオは3%食塩加500倍希釈SDCDLPブイヨンで10X10六乗CFU/mlにに調節した。  
1-2 試験操作
被検材料を24時間紫外線昭射線後、滅菌シャーレに入れ、菌液0.5mlを滴下し、滅菌ストマッカーポリ袋を45mmX45mmに切断したフィルムで被膜(フィルム密着法)し、30℃で静置した。1,2,4,6,24時間後、フィルムに付着している菌をSCDLPブイヨン9.5mlで十分に洗い出した後、その生菌数を測定した。対照として、抗菌塗膜の施されてないプラスチック50mmx50mmを同様に試験した。  
1-3 生菌数の測定
洗い出し液の原液、10倍、100倍、1000倍希釈液100μlを、MRSAは黄卵加マンニット食塩寒天、大腸菌はクロモカルトコリフォーム寒天、サルモネラはMLCB寒天、腸炎ビブリオはTCBS寒天にそれぞれ接種後、コンラージ棒で塗沫し、35℃、24〜48時間培養後、発育集落数をカウントした。

結果
時間 1時間 2時間 4時間 6時間 24時間
MRSA
(黄色ブドウ球菌) 対照 11,000 12,000 19,000 22,000 2,400
うるし 13,000 8,000 1,000 0 0
大腸菌
(O-157も含む) 対照 1,200 1,600 780 1,000 600
うるし 2,600 300 6,100 16 0
サルモネラ 対照 7,000 7,500 9,000 6,100 1,100
うるし 3,000 2,300 310 40 0
腸炎ビブリオ 対照 1,100 780 740 650 6,000
うるし 12 0 0 0 0

【漆かぶれについて】
「さらり」では漆を使用しておりますが、漆でかぶれる方もたまにいらっしゃると思います。乾燥した漆はかぶれることはありませんが、漆が内部まで完全に乾燥するにはかなり長期間必要で、納品後1年間は、使い方と、体質によってはかぶれる方がいらっしゃるかもしれません。 かぶれやすい状況とは、例えば、暑い夏に、購入したての漆製品に素手で触った時などです。汗ばんだ皮膚は汗腺が開いているため、かぶれ易くなります。もし、かぶれるようなことがありましたら、しばらく触らずに置いておくか、お客様が通っていらっしゃる皮膚科の先生に相談されるのがよいと思います。
※漆かぶれについては、「さらり」は医療用品ではないので、責任を取りかねますので、ご理解の程、よろしくお願いいたします。

【「さらり」の製作者】
日本伝統工芸士会員
小田原漆器伝統工芸士

池谷元弘氏

さくら堂の人気商品「さらり」に漆を塗って頂いている、伝統工芸士:池谷元弘氏。

普段は、お寺や建造物などの大きなものに漆を塗ったり、その修復などを大々的に手がけておられる、有名な方です。

この商品では特別に、「さらり」に一つ一つ漆を塗って頂けることになりました。本当にありがとうございます。
【略 歴】
昭和 7年 1月23日 山梨県南群留群道志村に生まれる
昭和22年 3月23日 小田原漆器製造業:池谷泰三氏に師事する
昭和33年 4月 1日 青木木工所に勤務
昭和35年 5月 1日 池谷漆芸を自営独立
昭和61年12月12日 日本伝統工芸士会員
小田原漆器伝統工芸士(塗り部門)認定を受ける
【団 体 職 歴】
昭和58年 4月 1日
〜昭和59年 3月31日
小田原市立白鴎中学校PTA会長
昭和62年 4月 1日
〜現在
(法)伝統小田原漆器協同組合理事長
平成 8年 4月 1日
〜現在
(任)小田原漆器伝統工芸士会会長
【展示会コンクール入賞実績】
昭和60年 3月28日 箱根物産デザインコンクール 優秀賞
昭和62年 3月26日 箱根物産デザインコンクール 優秀賞
平成 元年 3月29日 箱根物産デザインコンクール 優良賞
平成 元年12月26日 箱根物産デザインコンクール 優良賞
平成 3年 3月28日 箱根物産デザインコンクール 優良賞
平成 4年 3月26日 箱根物産デザインコンクール 準特賞
平成 5年 3月30日 箱根物産デザインコンクール  特 賞
平成 7年 3月14日 ウッディクラフトコンペ      優秀賞
平成10年 3月24日 ウッディクラフトコンペ      優秀賞
【表 彰 歴】
叙 勲 平成12年 4月29日  勲七等青色桐葉章              受賞
昭和51年10月30日 小田原交通安全協会会長表彰      交通安全運転者
平成 3年11月22日 神奈川県知事表彰              優秀技能者
平成 3年11月22日 伝統工芸品産業振興協会会長表彰   伝統産業功労者
平成 3年11月22日 関東通商産業局表彰            伝統産業功労者
平成 3年11月22日 関東伝統工芸士会              功労者
【感 謝 状】
昭和51年11月 3日 中井一郎市長より青少年育成に対し        感謝状
平成 4年 8月26日 小澤朗明市長より民生委員児童委員として    感謝状
平成 7年10月20日 総務庁統計局長より国勢調査員として       感謝状
平成10年11月30日 宮下厚生大臣より民生委員児童委員として    感謝状
平成17年 1月10日 小田原市民功労賞
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